栄養満点のにんにくですが、よく見ると国産と中国産があります。

しかも値段もだいぶん違いがあるようです。

この違いは一体何なのでしょうか?

栄養価など国産と中国産ではどのような違いがあるのでしょうか。

にんにく 中国産 国産 違い

見た目の違いと育ちの違いは

中国産と国産は、国産の方がざっと約5倍ほどもするようです。

具体的な違いがあるから値段以外にも違いがあるのでしょうか。

それは、にんにくには大きく分けて在来種と6片種に分かれると言います。

中国産のにんにくというのは「上海早生」という12片からなる在来種のにんにくが扱われていて、国産のものは6~8片ほどの「福地ホワイト」のような6片種のにんにくが扱われているという違いがまずあります。

これは育った環境の差があり、国内産にんにくは寒い青森などの地方で育ち、実はぎっしり詰まっている感じがあり一粒が大きく、中国産は暖かい場所でも育つのですが、一粒が細長く小さく育つのです。

もちろん日本でも西側では在来種が育てられてはいるのですが、低価格の中国産と高級品の国内産に分かれているので、あまり国内産在来種は見つかりません。

改めて並べてみると全く違うという事がわかるのです。

中国産と国産の味の違い

味なども比較すると全く違います。

まず、すりおろしたにんにくの見た目から全く違い、中国産にんにくは白っぽくボソボソした感じになるのに対して、国内産にんにくは黄色っぽく水分に満ちていてすりおろしリンゴのような滑らかさもあるのです。

味に関しても、中国産にんにくの方が青臭く旨味が少なく辛さもあまり感じません。

国産にんにくは刺すような辛みと刺激がありますが、えぐみなどは中国産よりは少なく一緒に食べる魚などの臭みを消してくれる役割をしてくれます。

焼きにんにくにしてもだいぶ差が出ます。

焼いた中国産にんにくは黄色がかって溶けてしまうような食感ですが、国産にんにくは身が締まったままで歯ごたえも残り、実はふかしイモのような味になります。

焼くとますます違う食べ物のような感じさえうかがえます。

さらに国内産は糖度が高く「甘い」と感じることさえあるようです。

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にんにくの基本栄養素と中国産との違い

にんにくの栄養はにんにくの主成分、アイリンと呼ばれる成分が滋養強壮、疲労回復に効くとされています。

さらに、体内に余計な塩分を排出する働きをするカリウム、更年期障害の緩和などの効果が期待されているアルギニン、他にも、食物繊維やカルシウム、マグネシウムなどの数十種類もの栄養素が含まれる栄養食品です。

さらに、アリシンというにんにくを切ったり擦ったりすると発生する成分は強力な除菌効果や抗菌作用もあるため食中毒予防にも効果的です。

このように沢山の効果があるにんにくは中国産と国産の違いであるのでしょうか?

大きさや形など中国産と国産で違いはあれど、そこまでの差があるわけではありません。

しかし国産にんにくはアリシンが中国産のにんにくの約1.3倍も含まれているというデータもあるため、国産にんにくの方が粒の大きさや、味など比べると品質が高いと言えるでしょう。

まとめ

中国産と国産のにんにくの違いは確かに明確にありますが、料理によって使い分けてもいいかもしれません。

栄養素などは確かに国内産の方があるかもしれませんが、中国産にんにくの安さは魅力でもあります。

その時々で使い分けたり、美味しい調理方法を研究してみてもいいですね。

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