にんにくと言えば様々な健康効果の期待できるスタミナフードですね。
その他にも料理に豊かな風味を加えてくれるため、好んで料理に使う方もきっと多いはずです。
そんなにんにくですが、生の状態で売られているものの他に、乾燥してスライスチップになったものもよく見かけますよね。
保存が効きますし、使い勝手も非常に良いので助かりますが、気になるのは栄養。
もしも加工の過程でにんにくパワーが減ってしまっていたら、せっかくのにんにく料理でも、なんだか損した気分になりますよね。
果たして乾燥にんにくには栄養が残っているのか…今回はそんなテーマでお話してみようと思います!
乾燥にんにくの栄養
実は乾燥にんにくは、生のにんにくと比べても栄養価に変わりはないのでご安心ください。
それどころか、同じ質量でも乾燥にんにくの方がカサが少ない分多く食べられますし、うま味もギュッと凝縮されています。
そして、乾燥させたものの方が、生のものよりにおいも抑えられるため、お得なことがたくさんですよ!
では、にんにくにはどんな栄養が含まれているのでしょうか。
特筆するべきはアリシンでしょう。
にんにくのにおい成分でもあるアリシンですが、このアリシンにはすごいパワーがたくさん秘められています。
疲労回復や体力の増強にはビタミンB1が欠かせないと言いますが、ビタミンB1を含む食材は多いものの、水溶性で吸収率が悪く、1回に10mgほどしか吸収されないそうです。
しかしビタミンB1とアリシンが結びつくことで、吸収率はグッと高まります。
これによって血中に留まる時間が長くなるため、糖質のエネルギー代謝が良くなり、その結果、疲労回復や体力増強に効果的なのです。
また、アリシンは抗菌・除菌作用も非常に高く、8~12万倍に薄めてもなお効果が発揮されるそうです。
この抗菌作用は数多くの研究で確認されており、ボツリヌス菌、ブドウ球菌、赤痢菌、ジフテリア菌、チフス菌など、70種類以上の菌を防いでくれます。
まとめ
これらの栄養効果が乾燥させたものでも期待できるのは嬉しいですね!
その他にもにんにくには、消化促進効果や便秘の解消、快眠作用などもあると言いますから、生でも乾燥でも気にせずたくさん食べて、健康的な体を目指しちゃいましょう!
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