にんにくが入っている料理を食べた時、にんにくが入ってるとわかるのはにんにくの味ではなく匂いで判断している事がほとんどな気がします。
調味料や隠し味で食べられることのあるにんにくですが、実際ににんにくの味というのはあまりわからないものです。
にんにくの味はどんな味なのか?
にんにくを生のまま食べる機会は少ないですが、食べると辛い味がします。
にんにくの辛味は硫化アリルという成分の一種で、アリシンとよばれています。
にんにくが除菌効果や疲労回復、滋養強壮の効果があるとされているのは、このアリシンのおかげです。
しかし、にんにくの独特の臭いや辛味もこのアリシンのせいでもあります。
にんにくは加熱することで、辛味成分がなくなります。
これは、アリシンが熱によって減少しているからです。
健康に効果のあるアリシンが減ってしまうのですが生のままのにんにくを食べると、アリシンの効果が強すぎるので身体に害を与えてしまう可能性があるのです。
加熱することで辛味が消えて甘味成分が出てきます。
硫化アリルはタマネギなどにも含まれている成分で、タマネギと同じように加熱をすることで甘くなっていくのです。
にんにくが使われる料理
にんにくは色々な料理に調味料や風味付けとして使われます。
細かく刻んだものや、スライスしたもの、すりおろしたり、潰したものなどいろいろな方法で料理に使われています。
炒めて使う場合はスライスやみじん切りにしたにんにくが使われます。
ペペロンチーノやステーキの付け合せなどでよく使われています。
煮込みでは、細かく切ったあと、加熱することで溶けていき風味が広がっていきます。
カレーの隠し味やステーキソースなどに使われたりすることがあります。
まるごとにんにくを食べる
調味料としてではなく、まるごと食べることもできます。
にんにくの味噌漬けやオイル漬けなどで販売されているものは、日持ちもする保存食になります。
薄皮のついたにんにくを欠片にバラして、アルミホイルで包んだあとフライパンかトースターで焼きます。
にんにくの臭いがしてきたら、火から離して薄皮を剥いてそのまま食べます。
串に刺したにんにくを焼き鳥のように焼いて食べる、にんにく串などもあります。
まとめ
にんにくは生で食べると辛いが、加熱することで辛味成分がなくなりほんのり甘くなる。
調味料としてはカレーやペペロンチーノ、ステーキソースなどで使われており、まるごと食べる場合は、加熱をして食べる事が多い。
食べ過ぎると身体に良くないので、加熱したものでも1日に3~4欠片程度までにしておくこと。
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