母乳で育てているお母さんがとても気にしているであろう、食事。
母乳に及ぼすお母さんの食事というのはとても大きなものなのです。
病院で食事指導を行っている産院もあるくらいですが、なかなか育児をしながらバランスの良い食事というのは難しいものです。
なので気を付けていても突然赤ちゃんが下痢をしたり湿疹が出たりすることもあります。
移行率が高い食物
母乳はストレートにお母さんが食べたものや、栄養・健康の状態が現れます。
なのでとても気を使って食事をしているお母さんもいるとは思いますが、あまり気にしすぎてもストレスがかかってしまいます。
そうした精神的なものも、とても母乳の出に影響していしまいます。
何事も適度な摂取が重要になります。
なので、もしあまり勧められないというような食べ物でも、少しで毎日でなければそこまで我慢しなくてもいいのです。
逆に我慢しすぎると良くないからです。
しかし、ここで重要なのは摂取する量と移行率と呼ばれるもの。
アルコールやカフェイン、カレーやにんにくは移行率が高くすぐに母乳に反映しやすいのです。
しょうがやトウガラシは意外と移行率は少ないのです。
移行率が高いカレーやにんにくは、食べた後の母乳はにんにく臭く飲んでくれなかったなどという事もあります。
母乳を介して伝わる影響
移行率が高い食べ物は、成分も母乳を通してダイレクトに伝わるという事を考えましょう。
にんにくを大量摂取した後に母乳を与えると、臭いだけではなくにんにく成分も移行していしまいます。
そうすると小さな体に大量の成分が移行されることになります。
そうなると赤ちゃんの内臓に負担となってしまいます。
さらにひどいと下痢や湿疹など、赤ちゃんの身体になんらかの影響が出てしまう事があるのです。
お母さんの身体の変化で赤ちゃんも変化してしまうという事を、しっかり考えて摂取しなくてはいけないのです。
食べ物は母乳の味や質に少なからず影響を与えるだけでなく、赤ちゃんが直接食べたようなダメージがあるということです。
にんにくによる症状
移行率が高いにんにく。
母乳でダイレクトに赤ちゃんに届けられると、赤ちゃんが直接にんにくを摂取したのと同じ状態になるとしたら、どのような影響が現れやすいのでしょうか。
にんにくを摂取しすぎるとにんにくの血液サラサラ成分によって、血が止まらなくなったり皮膚があれたりなどの症状がでたりしますが、小さい赤ちゃんなどはすぐ現れやすい症状として下痢や便秘になります。
消化に必要な善玉菌を無くしてしまうので消化・吸収がうまくいかず、下痢や便秘などの症状が現れます。
そして、酷いと胃腸障害が起こり胃の粘膜を刺激しすぎて胃壁をあらし腹痛になることもあります。
さらに、アレルギー症状にも似たような湿疹が身体に現れることがあります。
軽い物であれば時間が経てば消えますが、あまりに湿疹が酷かったり発熱を伴うようなことがあればすぐにお医者様に診てもらうようにましょう。
まとめ
お母さんの食べたものが母乳に移行するという事を踏まえたうえで、過剰に摂取せずに規則正しい食生活をすれば、少量のにんにくなどの刺激物でもそこまで影響はないということです。
赤ちゃんの事を考え、バランスよく食事を摂りましょう。
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