らっきょうが、どこで栽培されているか知っていますか。
らっきょうは、ネギやタマネギの仲間ですから畑で育つのかな、って思いますよね。
ですが地元の畑では、らっきょうを目にすることはありません。
タマネギやネギは時々見かけるのですけどね・・・。
実は、らっきょうが育つには水はけの良いところが適しているのです。
そう考えると1番に思いつくのが、あの有名な「鳥取砂丘」ではありませんか。
国内での生産量は第2位なのです。
今回は、「鳥取県」で栽培されるらっきょうについて解説します。
鳥取県のらっきょうの栽培地
鳥取県は、鳥取砂丘を中心に栽培され、この年は約2,907 トンでした。
鳥取砂丘は、らっきょう栽培の主要産地です。(引用:農水省2015年現在)
らっきょうは、寒暖の差が大きくて、水はけの良い土地が栽培に適しています。
鳥取砂丘は、乾燥地帯で海風で砂が軽々飛んでしまうほど湿気がないところで有名な地域ですね。
鳥取県で栽培されるらっきょうについて
鳥取砂丘で栽培されているらっきょうは、「砂丘らっきょう」と呼ばれています。
砂丘らっきょうは、色が白くて、シャキシャキとした歯ごたえが自慢です。
健康食品としても有名で「1日4粒で血液サラサラに」というキャッチフレーズで出回っています。
「砂丘らっきょう」の出荷は5月下旬からです。
らっきょうとエシャレット
「エシャレット」というのがあるのを知っていますか。
「エシャレット」と「らっきょう」は同じ物です。
「エシャレット」は陽が当たらない様に土寄せをして栽培し、らっきょうになる前(若い内)に収穫します。
陽が当たらない様にすることで軟らかくなり、生で食べられます。
ですが、鳥取県ではエシャレットの生産は盛んではありません。
エシャレットの栽培は、陽に当たらない様にする「軟白栽培」にとても手間がかかります。
砂丘などの環境では土寄せや日陰をつくることが難しいので、盛んではないのでしょう。
それでも全国では第5位(約1トン)です。
※「エシャレット」と「エシャロット」は全く違う野菜です。お間違いのない様にお願いします。
(引用:農水省2010年現在)
まとめ
鳥取砂丘で栽培されているらっきょうは、生産量日本一の鹿児島県に次いで第2位です。
上位3位までで国内生産量のおよそ3分の1を占め、全体の76%にもなります。
鳥取県の生産量は約2907トン・・・どれだけの量なのか想像も出来ません。
このらっきょうが日本全国に出荷され、見慣れたスーパーに並ぶのですね。
恥ずかしながら、「エシャロット」と「エシャレット」の区別が付いていませんでした。
ですが、違うものだと知りました。
しょう油漬けらっきょうなど、一部に中国産もありますが、ほとんどのらっきょうが国産です。
安心して購入できるとは思いますが、一度、表示ラベルを確認して、どこからやってきたらっきょうなのかを見るのも良いかも知れませんね。
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