にんにくを家庭菜園にて栽培中に葉が紫になってきた、収穫して乾燥させた後、皮が紫色になってきた、ということがありませんでしたか?
葉や皮の色が紫になっても食用には問題ありません。
にんにくの栽培
にんにくは秋ごろに植え付けて、翌年5月から6月に収穫です。
植えてから収穫までの期間が長く、冬をまたぐことから、病気や冬枯れなど、様々なトラブルが起こります。
また、にんにくは湿気に大変弱い食材です。
収穫したらすぐに乾燥させないと、あっというまに傷んでしまいます。
梅雨の始めに収穫するので、収穫のタイミングと乾燥方法の工夫が必要です。
葉が紫色になってきた
にんにくが成長していく中で葉が紫になることがあります。
原因は冬の寒さです。
葉が紫になるのを防ぐためには、植え付けの時点で寒さ対策が必要です。
冬に土が冷え切ってしまわないように、土づくりをして肥料を施した後に黒ビニル(マルチ)を張ります。
こうすることで、地温を上げて根を寒さから守ることができます。
病気が心配になるところですが、冬は寒さで菌が繁殖しにくい状態です。
葉が紫になってもどうすることもできないので、冬が過ぎて暖かくなるまで現状のまま見守るしかありません。
にんにくの皮が紫になっていた
収穫したばかりのにんにくを乾燥させていく過程で、にんにくの薄皮が紫になっていくことがあります。
薄皮が紫になっても、中のにんにく本体の品質にはまったく問題はありません。
にんにくの皮に含まれるアントシアンやアルキルサルファイドという成分と鉄分が反応しているのが原因です。
酸化現象ではありますが、品質には問題はありません。
薄皮をむくと白い実が出てきますので安心してください。
まとめ
にんにくは秋ごろに植え付けて、翌年5月から6月に収穫です。
冬の寒い時期に成長させるため、冬枯れをさせない対策を植え付けの前にする必要があります。
冬枯れをすると葉が紫になってきますが、紫になった時点で対策を立てることはできません。
そのまま見守る必要があります。
にんにくの薄皮が紫になっているのはにんにくに含まれる成分と鉄分との化学反応によるものです。
食べる分にはまったく問題はありません。
今のあなたにおすすめの記事