生ニンニクを保存していたら、芯が出たり発芽したり、または根が生えたりすることもあります。
その場合、生えてきた芯、芽そして根に毒はあるのでしょうか。
ニンニクから発芽した芽や中の芯は毒?
ニンニクを野菜室に放置していると、緑の芽が出てきます。
また、ニンニクをつぶすとニンニクの中に芯があります。
じゃがいもの芽は毒と言われていますが、ニンニクの芽はどうなのでしょうか。
食べても健康に害がないのでしょうか。
答えは「食べても問題なし」です。
ニンニクの芽には毒はありませんので、ニンニク自体が買ってきたばかりと状態が同じで、本体が縮んでいないのであれば、そのまま芽ごと調理に使って構いません。
ただし、芯や芽は焦げやすい部分となりますので、イタリアンや中華のように油に香味を付ける時には、焦げたことによる苦味が際立ちますので、取り除いて使う方がよいでしょう。
気にならないのであれば、そのまま本体と一緒に切って調理に使っても構いません。
ニンニクの芽が伸びきったものがスーパーに売っている「ニンニクの芽(茎ニンニク)」ですので、芽が伸びに伸びたときには、芽だけをスープや炒め物の彩りに使うこともできます。
ニンニクの根には毒があるの?
ニンニクの根には毒はありません。
根が伸びてきたら切り取ってください。
芽と違って根は食用に適さないので捨ててしまいましょう。
ニンニクの保存はどうしたらいい?
ニンニクは収穫した後も芽や根を伸ばせる状態です。
長期間、よい状態で保存するならば、成長を抑える必要があります。
方法としては冷蔵と冷凍です。
冷蔵保存するときには、ニンニクは湿気に弱いので、ビニル袋に入れずにネットに入れて保存します。
冷凍保存するときには、薄皮を付けた状態で保存します。
保存期間は、冷蔵でおおむね2~4週間、冷凍では1年です。
家庭菜園などで大量に収穫できた場合は、しょう油やオイルに漬け込むことも手段の1つです。
ニンニクしょう油やニンニクオイルは炒め物やドレッシングの調合の時によい調味料となります。
まとめ
ニンニクから出ている根や芽、そして中にある芯は毒ではありません。
ニンニクの状態がよければ、芽や芯はそのまま調理に使えます。
ただし、焦げやすいので、気になるときには取り除きます。
根は食用に適さないので、根は取り除いてください。
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