にんにくは健康スタミナ食材として知られていますが、食べると具合が悪くなる場合があります。
今回はにんにくのアレルギーや副作用について調べてみました。
にんにくアレルギー
にんにくにはアレルギーの要因があります。
主な症状は皮膚がかゆくなったり、目がかゆくなったりする皮膚や粘膜の症状です。
中には、呼吸器系の症状や消化器系の症状があらわれる方もいらっしゃいます。
主に、にんにくを扱う製造業に従事する人や調理師にみられるアレルギーです。
アレルゲンはアリシンが変化したジアリルジスルフィドと呼ばれるものです。
ひどい場合には、アナフィラキシーショックと呼ばれる重篤なアレルギー症状を引き起こす方もいます。
にんにくの副作用
にんにくのアレルギーを持っていない人でも、にんにくの強い刺激や、大量摂取により、体調を崩す場合があります。
主に、下痢、便秘、腹痛、胃痛、口角炎、舌炎、皮膚炎、貧血などです。
これはにんにくの除菌作用が胃の中の悪玉菌だけではなく、善玉菌もやっつけてしまうために胃腸障害が起こることが一つの原因です。
また、腸内のビタミン生産菌をもやっつけることによるビタミン不足によっても引き起こされます。
また、にんにくの食べ過ぎによる溶血作用により、血中のヘモグロビンが減少することもその原因です。
にんにくを控えるべき場合
にんにくを食べることを特に注意するべき場合とはどんな時でしょうか。
まずは、血液凝固系の障害のある人は禁忌とされています。
また、抗血液凝固薬や抗血小板薬を使っている人は摂取を控えたほうが良いです。
これは、にんにくにある溶血作用によるものです。
また、外科手術や出産前、妊娠中、授乳中も過剰摂取は危険性が示唆されていますので注意しましょう。
まとめ
にんにくは、強い刺激種があります。
これは、過剰摂取を予防するためのものなのかもしれません。
にんにくのいい部分だけを適量摂取し、食べ過ぎには十分注意しましょう。
アレルギーの疑いのある方は、病院でのアレルギー検査をおすすめします。
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