美味しくて栄養のあるらっきょうですが、臭いは少々厄介です。
保存食ではありますが、冷蔵庫や容器についた臭いはなかなかとることができず、蔓延しますよね。
そこで今回はそんな臭いの成分や、臭いを取る方法について調べてみました。
らっきょうの臭さは何の成分?
らっきょうの独特な臭いの成分の正体は硫化アリルと呼ばれるものです。
硫化アリルは血液をさらさらにする効果があり、また食物繊維が豊富なため、整腸作用があります。
抗癌作用、花粉症などのアレルギー抑制作用もあるのです。
臭さの反面、このような効能があるのですね。
また硫化アリルは、食べて体内に入り分解されることによって、アリツメルカプタンという物質に変わり、血液中に吸収され、皮膚から排出される際、体臭がきつくなったり、肺から通って呼気として吐き出される時に口臭がきつくなったりするそうです。
臭い対策容器・冷蔵庫編
それではこのような臭いはどのようにしたら取れるのかをご紹介しましょう。
まず、調べてみて一番多かったのが、酢で落とす方法でした。
らっきょうの臭いのついてしまった容器に酢を適量入れ、蓋をして良く振ります。
そのまま一晩おいておきます。
また、容器でないものには、酢をつけた布巾など柔らかい布で良く拭き取ります。
そして、翌日水洗い、もしくは水拭きをします。
他には、塩素系漂白剤を使う等方法も数多く検索されました。
食器洗い用の漂白剤を薄めて、2〜3時間つけておき、洗い流す方法です。
ただし漂白剤の取り扱いには十分に注意しましょう。
また、脱臭剤を使う、脱臭効果のある炭を使う、重曹、茶葉、使用済みコーヒーなどをキッチンペーパーやガーゼで包みおいておく、という方法もありました。
臭い対策 口臭編
それでは、らっきょうを食べた後に気になる口臭についてはどのような対策があるでしょうか。
それには、レモンやグレープフルーツなどの柑橘系が良いそうです。
柑橘系に含まれる酸には消臭作用があるそうです。
また、りんごに含まれるポリフェノールにも消臭効果があると言われています。
このような果物をデザートとして生で食べるのが効果的です。
あとは、一般的ではありますが、歯磨きをする、口臭消臭剤を使うなどがあります。
幸いなことに、らっきょうの口臭は、にんにくとは違い、食べた後、1時間から3時間ほどで取れるそうです。
できるだけその時は、口呼吸をさけ、鼻呼吸を心がけるのも一つの方法です。
まとめ
健康効果は高いですが、その分臭いがきついというデメリットもあるらっきょう。
臭い対策をうまく工夫し、健康対策として利用できるといいですね。
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