鳥取県の名産の一つであるらっきょう。
特に最近メディアにもちょくちょく登場している鳥取砂丘で採られたらっきょう「鳥取砂丘らっきょう」があります。
今や鳥取を代表する名産になったブランド作物らっきょうは一体どんなもので何故ここまで名前が知れたのでしょうか?
らっきょうの歴史と鳥取砂丘
江戸時代あたりから鳥取県で栽培が始められたとされているらっきょう。
もともとは原産地が中国で古くは薬用として伝わり、その後野菜として食されるようになりました。
江戸時代鳥取の参勤交代の付き人が持ち帰ったとされ、大正時代となると本格的な栽培が始まり、その後機械導入などもしていく中で大規模栽培が可能なったと言われています。
生命力が豊かで砂丘地でも育てられることから自家栽培が盛んな野菜で、らっきょう栽培が鳥取に根付いたというわけです。
鳥取砂丘は海岸にありながら夏には表面温度が60度以上にもなる反面冬には一面雪景色になることもあるという過酷な環境です。
たくましく育つらっきょうは育てやすいと言えるのです。
らっきょう栽培の工程と栄養
らっきょうの植え付け作業は7~8月にかけてで、秋にはらっきょうの花が咲きます。
らっきょうの花は紫で、砂丘が一面紫色の絨毯になりとても綺麗です。
収穫は翌年6月。
鳥取砂丘のらっきょうは美しい白でしゃりしゃり食感が特徴です。
甘酢つけなども販売されていて年間を通して販売されとても人気の商品となっています。
厳しい環境下で育っているので普通のらっきょうよりも歯ごたえがあるので他のらっきょうが苦手な人も鳥取砂丘らっきょうは食べれるという人が多いです。
らっきょうにはビタミンB1活性化のアリシンという成分が含まれているので血液浄化などにも効果があり、健康面でも注目されています。
らっきょうの食べ方
鳥取砂丘らっきょうは色白、肉質はシャリシャリの歯ざわり、一日4粒食べると血液浄化効果で血がサラサラになるといわれており、毎日取りたい健康食品とも注目されています。
そんな砂丘らっきょうをおいしく食べるには、色々な食べ方があります。
地元では「塩漬け」「しそ漬け」「黒酢漬け」などですが、一番スタンダードなのはやはり「甘酢漬け」です。
年間を通して食べれるので漬けるのがもっともポピュラーですが、実は新鮮な鳥取砂丘らっきょうは生で食べるのが一番おいしいです。
らっきょうのシャキシャキ感がとてもよいので生がおすすめです。
味噌マヨネーズにつけて食べたりします。
さらに、らっきょうの天ぷらや焼きらっきょうなどの生のらっきょうとは少し違う食感が楽しめる食べ方や、意外にもらっきょうをジャムにしたりもします。
このジャムをカレーに添えてもおいしいです。
まとめ
厳しい環境下で育った鳥取砂丘らっきょうはとても歯ごたえがあるうえ、健康面でもとても優秀な食材と言えます。
カレーなどの添え物的ならっきょうですが、実はその料理のレパートリーも多く、非常に健康面でも栄養価の高い物なのでうまく普段の料理に取り入れたいものです。
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