カリカリの食感がとても美味しいらっきょうですが、あの独特の香りなど、食べ過ぎると胸焼けしたり、おなかが痛くなったり、おならが臭くなる・・・なんていう人もいるようです。
これは、らっきょうを食べ過ぎると起こるのでしょうか?
今回は、らっきょうを食べ過ぎると、腹痛・下痢・おならの原因につながるのか、調べてみようと思います。
らっきょうと腹痛・下痢の関係
らっきょうには、「硫化アリル」という成分が含まれています。
この「硫化アリル」には、ビタミンB1の吸収効果を高める働きや、血液をサラサラにしたりする効果もあります。
らっきょうを適量食べると、すごく体に良い効果も期待できますが、食べ過ぎてしまうと、この「硫化アリル」は胃の粘膜を荒らしてしまうことがあります。
そのため、腹痛を感じたり、ひどい場合は消化不良を引き起こして、下痢につながったりするのだそうです。
また、らっきょうには、「フルクタン」という水溶性の食物繊維も多く含んでおり、食べ過ぎてしまうと、胃で消化されずに腸へ行き、過剰に腸を刺激することになり、下痢につながったりします。
らっきょうと、おならの関係
では、おならは?というと、これも「硫化アリル」と「フルクタン」が関係していると考えられます。
ニンニクなどにも多く含まれる「硫化アリル」は、あの強烈なにおいでも分かるように、おならの臭いとなる原因物質となっています。
また、「さつまいも」や「豆類」のように、食物繊維が多く含まれるものは、胃で消化しきれずに腸まで行くので、ガスが溜まりやすくなりおならの原因になります。
まとめ
らっきょうは、もともと平安時代に中国から『漢方薬』としてもたらされただけあって、先程述べたような成分以外にも、免疫を高めたり、美肌効果や咳止めの効果もあるとされており、私たちの健康にはとても良い食品と言えるでしょう。
しかし、過剰摂取すると腹痛や下痢、おならなどの原因になることが分かりました。
食べ過ぎは禁物ですね。
人にもよりますが、大体一日5粒を目安にして食べることをお勧めします。
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