自分の体を病気から守るには免疫力アップが必要です。
にんにくには様々な栄養素が多く含まれており、約6000年前の古代エジプト時代から人間に重宝されています。
今回は、にんにくの基本的な栄養素・効能、そして加熱による栄養素の変化についてまとめてみました。
にんにくの栄養素や効果
スーパー等でにんにくを嗅いでみても何も臭いがしませんよね?
にんにくの成分「アリイン」は無色無臭なのです。
しかし、調理の際に切ったり、すり潰したりすると強烈な臭いを発します。
これは、「アリイン」が空気に触れ、酵素「アリイナーゼ」が活性化して強烈な臭いを放つ「アリシン」に変化するのです。
「アリシン」が人に与える効果
◎抗菌、除菌効果
◎疲労回復効果
◎生活習慣病を予防する効果
◎血糖値の上昇を抑える効果
◎血流を改善する効果
◎感染症を予防する効果
◎食欲増進効果
◎便秘解消効果
◎快眠効果
◎アンチエイジング効果
「アリシン」にはこんなにも効果があります。
しかも、がん予防にも効果があるとされているのです。
加熱によるにんにくの栄養
にんにくを焼いたりして加熱すると臭いはほとんど無くなります。
これは、「アリイン」を「アリシン」に変えてくれる「アリイナーゼ」が破壊されるからです。
これでは加熱すると「アリシン」が生成されないのではと思われるかもしれませんが
人間の体にはビタミンB6があり「アリイナーゼ」の代わりをして、「アリシン」を生成することができるのです。
なので、煮ても焼いてもにんにくの効果は失われることはありません。
にんにくの臭いが苦手な人は加熱調理をして食べることをお勧めいたします。
がん予防に役立つにんにく油
先ほど「アリシン」にはがん予防にも効果があるとお伝えしましたが、更に効果を発揮する調理法、食べ方があります。
にんにくを油に溶かすと「アホエン」という有効成分が得られます。
「アリシン」よりも体内に入ったあと熱などによって変化しにくく多くの効果が得られます。
にんにく油の作り方
1 にんにく3片とオリーブ油150mlを用意する。
2 にんにく3片をできるだけ細かく刻む。
3 耐熱容器にオリーブ油を注ぎ、水を入れた鍋で湯煎します。
4 オリーブ油が十分温まったら火を止めます。
5 耐熱容器に細かく刻んだにんにくを入れます。
6 余熱でオリーブ油を温めます。
7 オリーブ油が冷めたらにんにくをこします。
こしてできたものが「にんにく油」です。
色んな料理に使えますので是非お試しください。
まとめ
このように、にんにくには様々な効果があり、加熱しても効果は失われません。
調理法によってはさらに良い効果が得られます。
まさに「万能薬」と言っても過言ではないですね。
皆さんも日々の生活ににんにくを取り入れていきましょう。
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