先日、出かけた先で「黒らっきょう」をみかけたのです。
はじめての出会いだったので、「らっきょうが黒い?」とちょっと驚いてしまいました。
黒にんにくは以前から知っていたのですが、それとは違うのかな、と思い、調べてみることにしました。
黒い食べものは栄養豊富
黒ごま・黒豆・黒酢など、「黒い食べものは健康によい」といわれていますよね。
栄養成分が豊富で、体を温める効果が長く続くためだそうです。
中国では、中医学でいうところの補腎の効果があるとされていて、黒い食べものは「生命の源」と考えられているそうですよ。
腎(じん)のはたらきが低下するとさまざまな老化現象の原因になるとされているので、アンチエイジングにも効果が期待できます。
黒い食べもののパワーは、やはりすごいものがありそうですね。
らっきょうも黒いほうが栄養豊富なのでしょうか。
黒らっきょうのすごさ
黒らっきょうに似た黒にんにくは、ガン予防に効果があることで注目されています。
通常のにんにくよりも、抗酸化作用が10倍になるといわれており、疲労回復やコレステロールの抑制、高血圧の予防などにも効果を発揮します。
しかし、黒らっきょうも負けてはいません。
黒らっきょうは、抗酸化作用が通常のらっきょうの約20倍にもなるといいます。
また、血液をサラサラにしてくれる「シクロアリイン」という成分の含有量も約2倍になり、生活習慣病の予防に効果的です。
にんにくと同じく、らっきょうも黒くなることでパワーアップしていますね。
肝心な味や臭いについてですが、そもそも黒らっきょうとは、90℃で2~3日、蒸し焼きにして作られます。
加熱することでらっきょうの糖とアミノ酸が黒色に変化しますが、同時に臭いの成分も蒸発してしまいます。
さらに、炭水化物が果糖に変化するので、糖度が約40度にもなるようですよ。
なので、黒らっきょうは、通常のらっきょうが苦手な人にも、甘くて食べやすいはずです。
まとめ
栄養価が高くて臭いも無いのは、うれしいですよね。
さらにジャムのように甘いので、毎日の食事にも取り入れやすそうです。
ほかの黒い食材と同じく、積極的に食べたいですね。
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