らっきょうといえば、カレーの付け合わせやお酒のおつまみ、または「○○をしながら」摘まむなど、とてもメインでは食べませんよね。

何気なく食べていることが多いらっきょうですが、実は、栄養価や成分は体にとって大変優れた効果を持っています

これから、どんな栄養素や成分が、また、どんな予防効果を持っているのかについて解説します。

らっきょう 予防

らっきょうの持つ成分(栄養)とその予防効果

食物繊維:水溶性の食物繊維に分類される

腸内環境を整え、便の量を増やす

心筋梗塞・糖尿病・肥満などの生活習慣病の予防に役立つ

 

フルクタン:食物繊維の一種

脂肪が体内に吸収されるのを防ぎ、太るのを予防する働きがある

整腸作用や、血糖値の急な上昇を抑える効果があるので肥満を予防する

悪玉コレステロールが原因の動脈硬化・心臓病・脳血管障害を改善する

腸内で吸収された不要なコレステロールや胆汁酸(肝臓でコレステロールを元につくられる)を体外に排泄する

 

ジアリルスルフィド

酵素の働きを助けて、がん発症を抑える

除菌作用が強いので、胃がんの原因になるピロリ菌を退治して発症も予防する

 

サポニン

抗酸化作用が強いので、多くのがんの予防に有効(肺がんや皮膚がんなど)

 

硫化アリル(辛み成分)

血液が固まるのを防ぎ、血流を良くする働きがあるので動脈硬化の予防や改善に有効

強い除菌作用があるので、風邪の原因菌やウイルスなどを除去する

風邪の最中でも発汗と解熱に効果を発揮する

ビタミンB1を多く摂ることで、疲労回復を助ける

・・・など

 

※除菌作用がとても強いので、がんに対して優れた効果を発揮し、生活習慣病を予防する上でも広範囲に効果があることが分かりますね。

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らっきょうの食べ過ぎ(摂り過ぎ)に注意

一日の摂取量は、4~5粒が目安です。

この目安を守って毎日続けることで、血液がサラサラになるそうですよ。

食べ過ぎは、胃に負担がかかり胸やけや胃もたれの原因になります。

また、酢漬けなどの漬物にして食べる時には、塩分や糖分などが加わっていることで、せっかくのらっきょうの効果の足を引っ張ってしまうことにもなりかねません。

注意して食べてくださいね。

まとめ

今まで脇役でしかなかったらっきょうですが、あの小さい、見た目とは違う優れた効果がたくさんありました。

実は、らっきょうは平安時代から「畑の薬」と呼ばれるほど多くの効能を持っていて、漢方薬としても使われていました。

らっきょうが嫌いという人も、これからは「薬」だと思って少量から始めてみませんか。

きっと体に良いことがありますよ。

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