らっきょうの漬け物は好きですか。

自分で漬けますか、それとも買ってきますか。

らっきょうを自分で漬けて長く楽しむという話はよく聞きますよね。

では、市販品の場合はどうなのでしょう。

らっきょうは、ネギやタマネギの仲間だそうです。

あの辛みとパリパリ感は、好きな人にはたまりませんね。

でも、ただ美味しいだけではないはずです。

気になるらっきょうの栄養価と、らっきょうを手作りした時の保存法と賞味期限など、らっきょうの漬け物について解説したいと思います。

らっきょう 漬物 保存 栄養 賞味期限

らっきょうの栄養価(可食部100gあたり)

・生のらっきょう

エネルギー:118kcal

水分:68.3g

タンパク質:1.4g

脂質:0.2g

炭水化物:29.3g

灰分:0.8g

飽和脂肪酸:0.03g

コレステロール:0mg

食物繊維:20.7g

カロテン:0μg

ビタミンE:0.8mg

ビタミンK:1μg

ビタミンB1:0.07mg

ビタミンB2:0.05mg

ナイアシン:2.1mg

ビタミンB6:0.12mg

葉酸:29μg

パントテン酸:0.56mg

ビタミンC:23mg

ナトリウム:2mg

カリウム:230mg

カルシウム:14mg

マグネシウム:14mg

リン:35mg

鉄:0.5mg

(引用:文部科学省 食品成分データベース)

 

・酢漬けのらっきょう

エネルギー:115kcal

水分:67.8g

タンパク質:0.7g

脂質:0.2g

炭水化物:29.0g

灰分:2.3g

飽和脂肪酸:0.03g

コレステロール:0g

食物繊維:3.3g

カロテン:0μg

ビタミンE:0.2mg

ビタミンK:2μg

ビタミンB1:0.01mg

ビタミンB2:0.01mg

ナイアシン:0.2mg

ビタミンB6:0.02mg

葉酸:0μg

パントテン酸:0mg

ビタミンC:0mg

ナトリウム:860mg

カリウム:38mg

カルシウム:15mg

マグネシウム:4mg

リン:21mg

鉄:1.1mg

(引用:文部科学省 食品成分データベース)

栄養価の意味

エネルギー:体を動かす力(エネルギー)の単位

→例えば「成人1日に必要なエネルギーは○○kcal」などと使う

 

水分:ほとんどの食物には成分の水が含まれ、この水のことを「水分」という

 

タンパク質:タンパク質は三大栄養素のひとつ

 

脂質:体の細胞膜の成分やホルモンの材料などになる

 

炭水化物:特に、脳では血液中の糖質(ブドウ糖)が主なエネルギー源となる

→「炭水化物」は、「糖質」と「食物繊維」の合計で表わす

 

灰分:その食品を燃やした(エネルギーとして使った)後に残る灰の成分

 

食物繊維:便の量を増やして便秘を防ぐ

→心筋梗塞・糖尿病・肥満などの生活習慣病の予防に役立つ

 

ビタミンE:抗酸化作用を持つ

→体内の脂質の酸化を防いで体を守る働きがある

 

ビタミンK:1)出血した時に血液を固めて止血する因子を活性化

2)骨粗鬆症の治療薬

 

ビタミンB1:1)糖質からエネルギーをつくる

2)皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きをする

3)脳神経系の正常な働きに関係

 

ビタミンB2:1)主に皮膚と粘膜の健康維持を助ける働きをする

2)糖質・脂質・タンパク質をエネルギーに変えて代謝を支える働きをする

 

ナイアシン:糖質・脂質・タンパク質から細胞でエネルギーをつくり出す時に働く酵素を補助する

 

ビタミンB6:1)食品中のタンパク質からエネルギーをつくり出す

2)筋肉や血液などがつくられる時などに働く

 

葉酸:タンパク質や細胞をつくる時に必要なDNAなどの核酸を合成する役割がある

 

パントテン酸:1)糖質・脂質・タンパク質の代謝を助ける

2)エネルギーをつくるのに欠かせない酵素を補助する役割をする

3)コレステロール・ホルモン・免疫の抗体などの合成に関与する

→皮膚や粘膜の健康維持を助ける働き

 

ビタミンC:体の細胞と細胞の間を結ぶタンパク質の一種(コラーゲン)をつくる

→皮膚や粘膜の健康維持に役立つ

 

ナトリウム:1)体内の水分量を一定の状態に調節する

2)神経や筋肉を正常に動かす働きをする

 

カリウム:1)細胞の外にあるナトリウムとバランスをとりながら細胞を正常に保つ

2)血圧を調整する

→常に安定した体内の状態(恒常性)を維持する

 

カルシウム:神経の働きや筋肉運動などの生命の維持や活動に役立つ

 

マグネシウム:骨や歯の形成に必要な栄養素である

 

リン:1)カルシウムやマグネシウムと一緒に骨や歯をつくる成分になる

2)筋肉・脳・神経などの組織に含まれ、エネルギーをつくり出す時の役割りを果たす

→幅広い働きをする

 

鉄:赤血球をつくるのに必要な栄養素である

 

あの小さな1粒1粒のらっきょうには、体に必要な様々な栄養素が含まれていました。

万能野菜といっても良いかも知れませんね。

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らっきょうの保存法

生のらっきょう:成長が早く、すぐに芽が伸びてくるので買ってきたらすぐに調理しましょう。

※生のまま食べたいなら、乾燥しない様に保存袋に入れて冷蔵庫の野菜室に入れましょう

賞味期限

①酢漬けらっきょう

・手作りの酢漬けらっきょう

賞味期限:1年(保存状態の良好な場合の基本的な期間)

※保存料が入っていない為カビが生え易いので要観察

保存方法:密閉容器に入れて冷蔵庫保存

※カビが生えたり、歯応えがなくなったら新しいものを漬け直しましょう。

 

・市販の酢漬けらっきょう

例1)原材料:らっきょう・砂糖・醸造酢・食塩

賞味期限:製造後2ヶ月

保存方法:冷蔵庫にて保管

 

例2)原材料:らっきょう・砂糖・醸造酢・食塩・梅酢・はちみつ

賞味期限:製造日より120日

保存方法:常温

 

例3)原材料:らっきょう・糖類(砂糖・果糖ブドウ糖液糖)・醸造酢・梅酢・食塩

賞味期限:製造日より180日後

保存方法:直射日光を避け、常温で保存

・・・など

 

市販品は、製造元ごとに設定が多少違います。

酢漬けらっきょうは、特に防腐剤などの体に影響がある添加物が使われている様子はありませんでした。

未開封の状態ならラベル表示の保存方法や賞味期限を守ってください。

開封後は、浸け酢液を捨てずに、らっきょう全体が浸かったままの状態で冷蔵保存なら手作り同様に日持ちはします。

ただし、食べる分だけ素早く出して閉じるなど、外気に触れる時間を短くしましょう。

箸の使い回しや、袋から直接食べるなど、保存状態が良くないとカビが生えるなど劣化するので十分気をつけてください。

 

②しょう油漬けらっきょう

・手作りのしょう油漬けらっきょう

賞味期限:半年(冷蔵保存)

→常温で2週間~6週間で完成

※保存料が入っていない為カビが生え易いので要観察

保存方法:できるだけ空気を抜いて密閉容器に入れて冷蔵庫保存

※カビが生えたり、歯応えがなくなったら新しいものを漬け直しましょう。

 

・市販のしょう油漬けらっきょう

例1)原材料:らっきょう・砂糖・果糖ぶどう糖液等・醸造酢・はちみつ・調味料(アミノ酸等)・甘味料(ステビア)・酸味料・カラメル色素

賞味期限:6ヶ月

保存方法:直射日光・高温多湿を避けて常温で保存

 

例2)原材料:らっきょう・ブドウ糖果糖液糖・醸造酢・砂糖・本醸造醤油・食塩・ソルビット・酸味料・調味料(アミノ酸等)・甘味料(ステビア・サッカリンNa)・保存料(ソルビン酸K)

賞味期限:約3ヶ月

保存方法:要冷蔵(4℃以下)

 

例3)原材料:らっきょう・砂糖・ぶどう糖果糖液糖・しょうゆ(小麦を含む)・醸造酢・調味料(アミノ酸等)・酸味料・甘味料(ステビア)・着色料(黄4・黄5・赤102・赤106・カラメル)・保存料(ソルビン酸K)

賞味期限:製造日より90日

保存方法:直射日光と高温多湿を避けて常温保存可能

・・・など

 

市販のしょう油漬けらっきょうは、「保存料が使われているから長持ちする。」などと安心せず、食べる分だけ素早く出して閉じるなど、外気に触れる時間を短くしましょう。

箸の使い回しや、袋から直接食べるなど保存状態が良くないと、やっぱりカビが生えるなど劣化するので十分気をつけてください。

まとめ

らっきょうは、すぐ伸びるので購入後は早めの処理が必要です。

自分で漬けたいと思っていても、仕事などの都合で予定通りにできない時は、市販のらっきょうの漬け物でつないだ方が無難です。

そして、お休みの時に自分で漬ける方が無駄にならなくて良いのではないでしょうか。

特に、市販の酢漬けらっきょうは、製造過程で体に良くない添加物などを含まない方法をとっているところが多い様ですし、保存方法も自家製と変わりませんから心配がないと思われます。

ただし、市販のしょう油漬けらっきょうの方は、保存料などを使用している場合が多々あるので、気になる人は自分で漬けた方が良いでしょう。

商品ラベルの表示に注目して、自分に合った商品を購入して、美味しく食べてくださいね。

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