にんにくはとても健康効果の高い食材です。
しかしながら、臭いからしてとても刺激の強い独特な食材ですので、赤ちゃんの離乳食には向かないのでしょうか?
後半期なら大丈夫なのでしょうか。
今回はにんにくを赤ちゃんに与えても良いのかについて調べてみました。
にんにくを食べても可能な時期
にんにくには強い抗菌・除菌作用があります。
これはアリシンと呼ばれる成分の効果で、腸の中の悪玉菌を除菌し、善玉菌の働きをよくする効果があります。
ところが、腸の弱い人や消化器系がまだしっかりとしていない赤ちゃんには刺激が強すぎて、善玉菌までも除菌してしまったり、胃粘膜に刺激を与えてしまい、吐き気、胸焼け、下痢などの症状を起こしてしまいます。
また、腸の働きの良い大人でも、食べて良い量は、生で1日に1片、加熱したもので1日2〜3片と大変少なく、体の小さな赤ちゃんでは、ごく少量でも胃への負担はかなりなものになります。
したがって、1歳までは与えない方が良いでしょう。
1歳を過ぎた頃からは、風味付け程度に、2歳頃から様子をみながら少しずつ与えていき、3歳をすぎて問題がなければ普通の食事を食べさせてみましょう。
にんにくの他に注意するお野菜
あかちゃんに与えるもので、にんにく以外にどのようなお野菜に注意する必要があるでしょうか。
まずは、レンコンやごぼうは10ヶ月以降にしましょう。
繊維質が多いので薄く切るなどの工夫が必要です。
それから山芋、里芋は、アレルギー性の高いので10ヶ月以降様子を見ながら与えましょう。
またほうれん草はアクが強いので10ヶ月以降からアク抜きをして、ニラやネギは独特の風味が強いので1歳以降、水菜、春菊、チンゲンサイなども苦みと繊維があるので離乳食には向いていません。
さらに、キノコ類はしっかりと噛む力ができてから、生姜やパセリ、しそ、ハーブなども1歳をすぎてから風味付け程度から始めましょう。
まとめ
お野菜は全般的に栄養効果が高いものが多いですが、独特の苦みや、抗菌除菌作用など、体調に不良を起こす可能性のあるものもあれば、食物繊維などが豊富で、噛む力の弱い赤ちゃんには向かない食材もあります。
また、アレルギー性のものは無理に早くから食べさせず、その食材の適齢期に合わせて徐々に様子を見ながら慎重に進めていきましょう。
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