牛乳には胃を守るイメージがあります。
お酒を飲む前や、辛いものを食べた時など、牛乳で胃に膜を張ると良いと聞いたことがあります。
本当なのでしょうか。
にんにくにもこれが効くのでしょうか。
今回は牛乳による胃の保護効果について調べてみました。
牛乳は胃を守る?
結論から申しますと、残念ながら牛乳に胃の中に膜をはる効果はありません。
しかしながら、牛乳に含まれる乳脂肪に、胃酸の過剰な分泌を抑え、胃粘膜を守るという働きがあります。
このことから、にんにくや辛いものを食べた時の胃を刺激することによる胃酸の過剰な分泌を抑えることができ、吐き気や胃痛、下痢などの症状をおさえる効果があるのです。
また、胃の蠕動運動(胃の周辺の筋肉が収縮し、胃全体がうねるようにして動くこと)を抑制し、アルコールの吸収を遅らせる働きがあります。
また、牛乳に含まれるたんぱく質は肝機能を良くし、アルコールの分解を助ける働きがあります。
これにより、アルコールによる悪い酔いを抑える働きがあるのです。
どのような飲み方が効果的?
牛乳に胃を守る効能があることがわかりましたが、どのように摂取するのが効果的なのでしょうか。
牛乳は冷やしてそのまま飲んでも効果的ですが、胃を冷やして動きを悪くする可能性がありますので、あたためてホットミルクにするとより効果的に胃を保護する働きをします。
また、牛乳だけではなく、乳脂肪を含むチーズやヨーグルトでも効果的です。
ただし取りすぎると消化に時間がかかり、帰って胃の負担を重くする原因になりますので注意が必要です。
また、胃腸薬と牛乳は効果が弱まってしまったり、頭痛などを引き起こしてしまったりする可能性があるので、薬の説明をよく理解した上で飲みましょう。
まとめ
胃に粘膜をはるというのは間違いでしたが、胃粘膜を守るという意味ではイメージ的にはあっていたのかなと思います。
にんにくや刺激の強い食品、またアルコールなどに効果があることがわかりましたが、逆流性胃炎、十二指腸潰瘍などにも同様に効果的だそうです。
何かの時に知識にあると、対処しやすいので便利ですね。
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