らっきょう、ねぎ、にんにく、それぞれ別々の野菜のようですが、実はこれらの野菜には意外な共通点があります。
今回はらっきょう、ねぎ、にんにくの共通点についてお話しします。
同じネギ属の仲間
実はらっきょう、ねぎ、にんにくは全てねぎ属の仲間です。
生物学上の分類が同じなんですね。
食べる部分は違いますが(らっきょう、にんにくは鱗茎、ねぎは筒状の葉)、生体としては他にも共通点が多数存在します。
共通する栄養素①アリシン
3野菜に共通する栄養素の中で一番代表的なものが「アリシン」です。
アリシンは硫化アリルの一種で、玉ねぎを切ったとき目がしみるのもアリシンが原因です。
アリシンには、疲労回復や抗がん作用、血液さらさら効果、冷え性対策、食欲増進、整腸作用など健康上嬉しい効果がたくさんあります。
しかし、アリシンはにおいの原因にもなります。
にんにくを食べると口が臭くなるとか、らっきょうを食べるとおならが出やすくなるのも、アリシンが原因です。
また、一度に大量に摂取すると胃を痛めてしまうことがあるため、毎日少量ずつ摂取するのが良いとされています。
共通する栄養素②カリウム
カリウムも3野菜に共通して豊富に含まれています。
カリウムには高血圧を抑える効果があります。
高血圧にお悩みの方は、塩分を抑えつつカリウムを摂取すると良いでしょう。
またストレス対策にも効果的です。
共通する栄養素③フルクタン
3野菜共通の栄養素として最後にご紹介するのがフルクタンという栄養素です。
フルクタンは食物繊維の一種で、特にらっきょうに多く含まれています。
食物繊維なので整腸作用があり、胃腸の調子を良くしてくれます。
便秘にも効果的です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はらっきょう、ねぎ、にんにくの3野菜の共通点について話しました。
やはり生物学上近いところに位置するものは栄養面でも共通する部分が大きいのですね。
他の野菜についても調べてみると楽しいかもしれませんね!
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