らっきょうというと、昔から健康食品として広く知られていますね。
日本へは平安時代に薬用植物として伝わり、江戸時代に野菜として栽培されるようになりました。
らっきょうにはどのような効能があるのでしょう。
調べてみました。
らっきょうの栄養
らっきょうが健康食材と呼ばれる主な栄養成分は、アリシン(硫化アリル)、フルクタン、アミノ酸、サポニン、ポリフェノールなどです。
アルシン(硫化アリル)は辛み成分、つまりらっきょう独特の強い臭いはこの成分からきています。
硫化アリルは血液をさらさらにする効果があります。
フルクタンとは、食物繊維の一種です。
通常、食物繊維は、不溶性食物繊維が多いのですが、らっきょうには野菜からは摂りにくい水溶性食物繊維が含まれています。
その量は、ごぼうの3〜4倍とも言われています。
腸内に溜まった便を柔らかくして排出させる効果があります。
水溶性ですので、酢漬けなどにした場合は、酢漬けをした汁も一緒に食べることで栄養素を無駄なく摂取することができます。
らっきょうの効果・効能
上記のような栄養成分を含むらっきょうにはどんな効果・効能があるのでしょう。
実は想像以上の効果・効能があるのです。
血液サラサラ効果、コレストロール抑制、血栓予防、血行促進、疲労回復、食欲増進、ピロリ菌抑制、便秘解消、利尿作用、発汗作用、整腸作用、殺菌作用、風の諸症状を鎮める効果、動脈硬化予防、心筋梗塞予防、高血圧予防、ガンの抑制、血糖値の改善、中性脂肪を下げる、美肌、精神安定作用、胸や心臓の鎮痛、そしてダイエット効果、骨粗しょう症予防。
と、これだけたくさんの効果があるのです。
また、最近では、脂質が体内に吸収されるのを防ぐ効果があり、肥満を抑制する力があるようです。
ちなみに、らっきょう、島らっきょうともに栄養価はほとんど変わりませんが、島らっきょうの方が「アデノシン」という成分が多く含まれています。
このアデノシンには血管を広げて血液が固まるのを防ぐ効果があるので、脳卒中や心筋梗塞などに効果的です。
沖縄の人は国内で一番これらの病気にかかる人が少ないと言われています。
まとめ
らっきょうが健康食材と言われる理由がよくわかりました。
これだけの効能をもつらっきょうですので、ふだんから栄養補助食材として常食したいですね。
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