らっきょうの生産の3大産地といえば、鳥取、宮崎、鹿児島です。

その中の鳥取は、カレーの消費量もトップクラスです。

カレーの付け合せにぴったりのらっきょう。

そこで、町おこしも兼ねていろいろなカレーが売られる中、特に注目なのが、鳥取砂丘限定商品、らっきょうカレーなのだそうです。

いったいどのような経緯で作られたのでしょう。

調べてみました。

カレー 鳥取 らっきょう 食べ方

鳥取カレーの歴史

鳥取県では、平成16年度公表の総務省統計で、一世帯あたりのカレールウ消費量・購入金額が日本一になりました。

それをきっかけに、カレーを主体に街を盛り上げようと、町おこしの一環として「鳥取カレー倶楽部」というのが誕生したそうです。

さらに、この鳥取カレー倶楽部を中心にオリジナルルウの開発・販売を始め、株式会社鳥取カレー研究所が設立されました。

そこから、鳥取県産の二十世紀梨や、らっきょう、ズワイガニの出汁などを原料に使用したオリジナルカレールウ「鳥取カレーの素」やカレーの中にらっきょうを入れたレトルトカレー「鳥取砂丘らっきょうカレー」、カレーテイストケチャップ「ゴールデンケチャップ」などを開発し、鳥取をカレー王国として全国に広めていきました。

テレビや雑誌でも多く取り上げられ、話題となっております。

また鳥取県東部地方では、食堂や喫茶店、パン屋、居酒屋と、いろいろなお店でオリジナルのカレーを出しており、決まったスタイルではない、食べ歩きをしたくなるカレーを鳥取カレーと呼んでいるそうです。

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カレーとらっきょう

鳥取ではたまたま消費量日本一と、生産地が重なってつくられたらっきょうカレーではありますが、もともと、カレーにはらっきょうを添えることは全国どこででも見られますね。

実はカレーとらっきょうはそもそもとても相性の良い組み合わせだったのです。

らっきょうに含まれる硫化アリルという成分には腸内環境を整える働きや、消化を助ける働きをすると言われていて、カレーを食べた際、消化を助けてくれるので胃の負担が少なくて済むのです。

硫化アリルはビタミンB1の吸収を助ける働きがあるので、ビタミンB1が多く含まれる肉の入っているカレーとは相性がよいということなのです。

まとめ

カレーとらっきょう、普段何気なく一緒に食べていた食材でしたが、しっかりとした意味があることを知ると、意識的に同時接種しようという気持ちが湧いてきますね。

昔ながらの食事の組み合わせには、全てきちんとした意味があるのですね。

鳥取にはらっきょうを含む、鳥取オリジナルのカレーが食べられるお店が数多くあるので、鳥取へ行った際は是非食べ歩きをしてみてください。

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