らっきょうはとても栄養素が含まれていて、いろいろな効果を表すと言われています。
旬の時期が短いらっきょうは大体酢漬けで親しまれていますが、酢漬けにした時も生のままの効果があるのでしょうか?
食物繊維が豊富と代表されていますが、それ以外にどんな栄養と効果があるのでしょうか。
栄養を沢山とれる食べ方
カレーのお供のらっきょうの酢漬け。
しかし、いつも添え物のらっきょうですが、とてつもなく栄養価の高い食品なのです。
しかし、実はこれは生のらっきょうのお話。
らっきょう漬けにしてしまうと実は効果が半減してしまうのです。
なので、その栄養価を摂りたい場合は生のらっきょうをそのまま食べると栄養を得られます。
半減した栄養素は甘酢の汁に溶けだしているので、汁ごと食べることをお勧めします。
生のらっきょうをそのままは難しい場合は細かく刻んでふりかけて食べるのもいいかもしれません。
薬だったらっきょうと食物繊維の量
らっきょうはそもそも中国から伝わりましたが、中国では漢方として使われていたのです。
「薤白」という生薬で心臓の薬ともいわれています。
一番栄養成分の中で注目されているのはその食物繊維の多さです。
らっきょう100gあたり21gもの食物繊維が含まれていて、これはごぼうの4倍、キャベツの11倍とされています。
それほどの食物繊維があり、野菜の中でもトップクラスです。
しかしこの食物繊維量はあくまで生でらっきょうを食べた時の量ですので、食物繊維を摂りたい場合はらっきょうは生で食べてください。
ちなみに甘酢漬けになると食物繊維は減りますがナトリウム量はあがります。
その他の栄養素と効果
らっきょうの食物繊維の元になるのが「フルクタン」という成分です。
これは食後、血糖値が急激に上がるのを防いでくれる働きがあります。
体内吸収も抑える働きがあるため、ダイエットにも効果的です。
フルクタンは腸内コレステロールの上昇を防ぎ、便と一緒に老廃物を排出する働きもあるのです。
血糖値を抑え、コレステロールや脂肪をつきにくくするというダイエットにはうれしい効果ばかりなのです。
さらにらっきょうにはニンニクや玉ねぎにもみられる「アリシン」という成分があり、これはビタミンB1を含む食材と一緒に食べると効果を発揮します。
ビタミンB1の効果を7倍にまで高めるので、疲労回復や滋養強壮に役立ちます。
ちょうど初夏にらっきょうの時期が始まるので、夏バテ防止に豚料理に生らっきょうを刻んでかけると夏バテ防止になります。
アリシンは抗酸化力を持つので、動脈硬化、高血圧などの生活習慣病にもいいと言われています。
殺菌力もあるので夏風邪予防にも最適です。
まとめ
とても、特に夏の初めにいい成分がたくさん詰まったらっきょう。
甘酢漬けでももちろん、生だともっとその栄養効果が得られるというわけですが、何事も食べ過ぎには注意しましょう。
大体一日4~5個ほどにとどめておかないと整腸作用があるらっきょうは腹痛や下痢を引き起こしたりしますので注意しましょう。
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